WAKAMATSU CHROME MINE
若松クロム鉱山遺構
日本の近代化を支えた天空の要塞
(5月2日更新)
※道路が悪路のため現在見学を中止とさせていただきます。
若松鉱山は、1905(明治38)年より日南町湯河地区にて操業を始めた日本最大のクロム鉱山です。
採掘されたクロム鉱石は、製鉄炉の壁となる耐火レンガの原料として使用され、日本の近代製鉄の発展を支えました。昭和20~40年代にかけて若松鉱山を含む多里地域の鉱山は最盛期を迎えますが、1997(平成9)年に閉山するまで、日本で唯一の国産クロム鉱石の鉱山として、その地位を保ち続けてきました。
2009(平成21)年には日本の近代化に貢献した産業群の一つとして、経済産業省の「産業遺産群続33」に認定。地域の繁栄を支えた鉱山は厳しい風雪に耐えながら、標高700mという天空に近い山奥で操業を止めた時のままの姿を今に残しています。
※鉱山遺構の見学は事前予約が必要です。見学の際には、産業遺産保護のための協力金をいただいています。