WAKAMATSU CHROME MINE
若松クロム鉱山遺構
日本の近代化を支えた天空の要塞
若松鉱山は、1905(明治38)年より日南町湯河地区にて操業を始めた日本最大のクロム鉱山です。
採掘されたクロム鉱石は、製鉄炉の壁となる耐火レンガの原料として使用され、日本の近代製鉄の発展を支えました。昭和20~40年代にかけて若松鉱山を含む多里地域の鉱山は最盛期を迎えますが、1997(平成9)年に閉山するまで、日本で唯一の国産クロム鉱石の鉱山として、その地位を保ち続けてきました。
2009(平成21)年には日本の近代化に貢献した産業群の一つとして、経済産業省の「産業遺産群続33」に認定。地域の繁栄を支えた鉱山は厳しい風雪に耐えながら、標高700mという天空に近い山奥で操業を止めた時のままの姿を今に残しています。
<2025年3月26日更新>
見学について
大雨・大雪による道路の崩落及び機械選鉱場建屋の崩壊により、安全を確保できなくなったため無期限で見学を休止いたします。
多里の鉱山を語り継ぐ会では今後、瓦礫の下敷きになったハルツジグ比重選鉱機のレスキュー向けた活動に専念し、見学客の安全が確保できる状態になった後、見学のご案内を再開いたします。
皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
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